2021.01.01 新着情報 2021年年頭所感

2021年年頭所感

公益財団法人大阪府国際交流財団
理事長 吉川 秀隆

新年のお慶びを申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大が世界の社会・経済に大きな影響を与えました。亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表し、療養中の方々の一日も早いご回復をお祈りいたしますとともに、日々ご尽力されている医療関係等の皆様に心から感謝申し上げます。

新型コロナウイルスについては、大阪で暮らす外国人の方々も様々な影響を受けています。当財団では、生活支援情報などを多言語で提供するほか、健康や生活など約800件の相談に親身になって対応するなど、在住外国人の安心・安全につながるよう財団の役割を果たしているところです。

また、withコロナの中で、相談室や財団が運営する堺留学生会館 “オリオン寮”等の施設及び行事での感染防止対策を講じることはもとより、研修会や相談会でオンラインを活用するなど、新しい生活様式に沿った新たな取組みも進めています。
当財団では、2018年3月に「中期経営計画」を策定し、外国人相談や災害時多言語支援などの重点事業や収支の改善に着実に取り組んでまいりました。計画策定から3年目を迎えた昨年は、理事及び評議員の改選により多文化共生の取組みを進める体制整備を図るとともに、計画の中間見直しを進めました。

今後とも、大阪府内の外国人や市町村・各地域の国際化協会、外国人を雇用する事業者などから頼られる「多文化共生の拠点機関」として取り組んでまいりますので、皆さまのご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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