平成29年度結果 

9月22日に来阪した、研修生8名は、28日間の研修を終え、10月19日に帰国しました。
今年は新たに大阪府研修にて「津波・高潮ステーション」を訪れ、大阪の地震や津波発生時の対応を知り、災害への備えの大切さを学ぶことができたようです。
研修日程

*平成29年度研修生
下記のとおり募集し、11カ国、47名の応募者から7カ国8名(インド、インドネシア、タイ、中国、バングラデシュ、ベトナム、フィリピン)の研修生を決定し、招聘しました。
応募要項   申請書

*OFIX 公式Facebookでの研修レポート
研修全体の様子は、OFIX 公式Facebookで9月19日から11月10日まで研修生のレポートを交え、9回シリーズで掲載しています。
コチラ→ https://www.facebook.com/osakafoundation

*大阪府研修
大阪府研修(9月25日・26日)の詳細は、大阪府HPでご覧ください。
コチラ→ http://www.pref.osaka.lg.jp/kanko/andokikin/kensyu29.html

*掲載紙
大阪府副知事表敬訪問(9月25日)及び安藤忠雄氏表敬訪問(10月13日)の様子が、下記の新聞に掲載されました。
  ◆大阪府副知事表敬訪問
   ・建設新聞(10月2日)
  ◆安藤忠雄氏表敬訪問
   ・建設通信新聞(10月18日)

*研修の様子
安藤忠雄氏表敬訪問
安藤忠雄氏表敬訪問
関西国際空港(出発)
関西国際空港(出発)
直島視察(ベネッセハウスミュージアム)
直島視察
(ベネッセハウスミュージアム)
近畿大学建築ワークショップ
近畿大学建築ワークショップ
京都スタディツアー(圓通寺)
京都スタディツアー(圓通寺)

*平成28年度結果についてはコチラ
*平成27年度結果についてはコチラ
*平成30年度研修生は、当ホームページにて平成30年4月から募集開始予定です。

過去の研修生紹介

  ◆ アピル ケー・シーさん (ネパール 2013年度研修生)
大阪府海外短期建築・芸術研修生招聘事業(安藤プログラム)を終えて

 夜の7時でした。思いもよらない時間に大学から電話があったので、その声も言葉もよく覚えています。「2013年度安藤プログラムに合格しましたよ!」その夜、私の建築への理解、自信、姿勢、全てが変わりました。安藤プログラムの1か月は、私の誇りとなったのです。


 安藤プログラムにおける、ディスカッションでの、東アジア建築都市研究所の所長で建築家のグンタ・ニチケ先生による科学、芸術、精神論を交えた講義をよく覚えています。ニチケ先生は今でも様々なアドバイスをくださる私の指導者的存在です。また、安藤先生からは、空間、光、自然をとおして、建築は人、社会、文化の真髄を映し出すことを学びました。さらに、他国の研修生や先生方と知識、文化を共有しながら多くの建築物を視察したことで、建築や人に対する柔軟性を高めることができました。
 帰国後、4か月間のヨーロッパ留学を経て、在籍していたネパールの大学院を卒業しました。卒業後は、国立病院や政府機関の設計に関わり、その後、設計を任されたネパール西部のコンベンションホールは、現在建設中です。


 2015年4月25日にネパールで起こった大地震は、ネパールの建築、都市の全てを変えてしまいました。そこで、私はネパール建築家協会(SONA)の役員及び大学講師として、これまでネパールの建築の質の向上と都市の再建を唱えてきました。

 また、設計者として、国レベルの都市設計プロジェクトに携わり、国の施行ガイドラインの作成や復興事業の査定に参加してきました。併せて、自身の建築・設計コンサルタント会社を立ち上げ、他のプロジェクトにも携わっています。

 2016年12月から、設計コンサルタントとして、ネパールで行われているJICAプロジェクトにも従事し、主に災害関連のプロジェクトに関わっています。同時に、ネパール低地部に位置する世界銀行出資の政府プロジェクトにも携わっています。


 現在、多くの機関や団体と協力・連携し仕事をしていますが、今の私の建築への姿勢、自信や学びは全て安藤プログラムの1か月間にさかのぼります。安藤先生のように、情熱を持ち続け、周りの人々をより良い未来へと導くことのできる建築家になりたいと思います。


  ◆ ジャン インイーさん (中国 2016年度研修生)
大阪府海外短期建築・芸術研修生招聘事業(安藤プログラム)を終えて

 大阪から上海に戻って約2か月が経ち、私生活と仕事は日常に戻りましたが、大阪での生活や体験から大きな影響を受け、私自身の考え方や認識は変化しました。研修先の㈱竹中工務店で学んだように、私が所属する上海市建工設計研究院での業務では、会社の経営や発展に関わる全ての側面について、より注意を払うようになりました。

 日本で長年培われてきた、EPC (Engineering(設計)、Procurement(調達)、Construction(建設)) やPPP(Public-Private Partnership(公民連携))プロジェクトは、中国では始まったばかりです。私たちにはより優れた事業全体の管理能力や細部設計等へのスキルが求められており、近い将来、㈱竹中工務店で学んだことはよい手本になることでしょう。

 社員の交流を目的とし特別に設けられた「Panda Village」という会議の場で、私は幸運にも、安藤忠雄先生の作品を視察した時の感動や、日本人の謙虚で友好的かつ根気強い国民性、また、資源全てを最大限に有効利用することなど、日本での経験やそこで感じたことについて、同僚に話す機会を得ました。参加した若手設計者は、日本の設計の高度で細やかな仕事ぶりに感心し、多岐にわたる質問がありました。また全く異なる意見も多く飛び出すなど、会議は興味深いものとなりました。

 今後、設計を行う際は、心を落ち着かせ、空間とその利用者の気持ちを思い浮かべるようにしたいと思います。いつか安藤先生のように、人の心を動かす建築を設計できればと思っています。

「Panda Village」会議の様子 「Panda Village」の活動の一環 仕事風景

 ◆ レレ ダワ ジーン エリザベスさん(インドネシア 2014年度研修生)の記事はコチラ
 ◆ シャナカ ダナンジャーヤさん(スリランカ 2012年度研修生)の記事はコチラ